システム開発現場における「属人化」は業務の効率性やチームの成長に深刻な影響を及ぼします。新規メンバーのオンボーディング時に暗黙知が引き継がれなかったり、既存メンバーの離脱時に知識の喪失が生じ、プロジェクトのリスクが高まることも珍しくありません。
本セミナーでは、プロジェクト管理ツール「OBPM Neo」を提供する株式会社システムインテグレータ、テスト管理ツール「QualityForward」を提供する株式会社ベリサーブ、そしてSaaS型サーバー監視ツール「Mackerel」を提供する株式会社はてなの3社が、それぞれの視点から「システム開発組織の属人化をどう解決するか?」を解説します。
「あの人しかわからない」状況をなくし、開発プロセス全体を通じて情報の一元化、組織文化の構築を実現するためのヒントとなる情報をご提供します。
以下に当てはまる企業の方におすすめ
・企業の開発部門のマネージャー・責任者クラスの方
・特定の個人に知識や技術が集中しているとお悩みの方
・開発プロセスにおける属人化解消のヒントを探している方
プログラム内容
▼第1部:株式会社システムインテグレータ
属人化撲滅!効率的プロジェクト管理でチーム全体を強化する方法
IT人材不足が深刻化するなか、限られたリソースで着実にプロジェクトを成功させ続けるには、属人的なプロジェクト管理から脱し、効率的で組織的な管理手法を導入する必要があります。本セッションでは事例をもとに、プロジェクト管理の仕組みを構築し、再現性の高いマネジメントを実現する方法について解説します。
▼第2部:株式会社ベリサーブ
効率的・効果的な継続的テストをささえるテストの資産化
昨今のシステム開発は、1回作って終わりではなく、継続的にシステムを開発・進化させていくスタイルが増えています。そして、システムの進化に合わせ、その都度テストも繰り返し実施する必要があるにもかかわらず、テストにかけられるリソースは減少傾向にあります。本セッションでは、既存のテストケースやその実行結果を次のテストに活かし、テストを継続的な活動として資産化するアプローチをご紹介します。
▼第3部:株式会社はてな
効率的に運用を回して開発に貢献する!攻めの運用・監視の取り組み方
システムの安定稼働のためには運用・監視体制が重要です。インフラ運用は多くの企業で属人化しがちな業務であり、運用の効率低下や障害対応の遅れが発生しやすい状況です。特にサービス障害など緊急時の対応において、限られたメンバーのみが対応可能な状況は大きなリスクとなります。このような運用体制は、長期的な視点での運用コストの増加につながり、長くその体制が続くことで知識継承・体制の不安定さが事業成長の障害となることも少なくありません。本セッションでは、必ず必要になる運用プロセスにおいて脱属人化と効率化を進めることで、開発・運用コストを下げる運用・監視の取り組み方について解説します。
開催概要
- 開発現場から「あの人しかわからない」をなくす!脱属人化で生産性を高める仕組みづくり
- 日時:2024年6月13日(木) 13:00〜14:00
- 主催:株式会社はてな(Mackerelチーム)
- 共催:株式会社システムインテグレータ / 株式会社ベリサーブ
- 会場:Zoom Webinar
- 参加費用:無料
登壇者
株式会社システムインテグレータ
エンタープライズ営業本部 PS営業部
大川 飛鳥 氏
2020年システムインテグレータ入社。入社後、プロジェクト管理ツールOBPM Neoの新規営業を担当。その後、インサイドセールスチームに所属し、全プロダクトのインサイドセールスを経験。2024年から再びプロジェクト管理ツールOBPM Neoの新規営業を担当し、IT企業を中心に提案活動をしている。
株式会社ベリサーブ
プロダクトソリューション事業開発部 プロダクトマネージャー / 開発担当部長
朱峰 錦司 氏
東京工業大学にて計算工学専攻を修了後、大手SIerにて、ソフトウェアテストやアジャイル開発に関する研究開発やプロジェクト支援に従事。2021年に株式会社ベリサーブ入社。QualityForwardやGIHOZなどのソフトウェアテスト支援ツール群のプロダクトマネージャーとして、全体開発戦略の策定をしつつ、QualityForwardのプロダクトオーナーも担当。趣味はラーメンの食べ歩き。
株式会社はてな
Mackerelチーム プロデューサー
渡辺 起
2011年に株式会社はてなに入社。インフラエンジニアとして、多くのサービスの構築・運用に携わる。その後は全社の開発基盤の責任者として、クラウド時代に合わせたプロダクト運用の体制作りなどに取り組む。現在はサーバー監視サービスMackerel(マカレル)の事業責任者に就任。システム運用のノウハウを盛り込んだプロダクトを開発している。